《断捨離は人生を変えてくれる》
いつもの40代女性・Aさんから「断捨離」について、新年のメールが届きました。
断捨離のいいところ
・なぜか臨時収入が入る。
・無くしたって思ってたものが見つかる。
・自分の人生において大事だなと思うことに気づける。
・視界に入る情報量が少なくなって、頭 スッキリ。
・物欲減る。
・消しゴムはんこと、お菓子作り用具はしていられない…。
・理想は、ワンイン・ワンアウトで行きたい。
・ミニマリスト・タケルの言うことは的を得てます。(*必要最小限で暮らす人)
私の実践していることを書きます。
・本当に欲しいものって、あんまりないんだなと思いました。
・ちょっとでも気に入らない所や迷うところがあったら、時間をかけて選びます。
・だんだん自分の好きなもので周りを固めていくと、好き嫌いの感覚が研ぎ澄まされていきます。
・人間って眠っている時も五感は働いているそうです。
・モノとの関係を見直す、つまり人生と向き合うこと。
・こだわっていたこと、辛かったこと、望んでいたこと、後悔していること、好きなこと、
そうした深層心理に働きかけてくれます。
・こうして行動することが、ポイントです。とにかく身体を動かす。
・自分にとって要らない考え方とかも断捨離できます
価値観とか目に見えないものまで、多岐にわたります。
・物欲と言えは、今欲しいものはパソコンくらいです。
・収納の割合は5割、見える収納は3割、インテリアは1割。
田中から応答 古い自分を少しづつ捨て新しい自分を身に着ける。脳がさまざまな問題を外在化
- なるほど! と思いながら、メールを読ませていただきました。
Aさんは断捨離できない人かな? と思っていましたね。(笑)
実家の父親が温かく受け入れてくれたことが、基盤になったみたいですね。
“ワンインワンアウト” の欠点は、買い物する言い訳になる事かな。 - この20年ほど、古い自分を少しづつ捨て、新しい自分を身に着ける日々を繰り返しています。
そして、信頼できる人を身近に置いて、そうではない人を遠くに置いて……。
相談者と向かい合っていると、自然とそういう日々になっているように感じます。 - 具体的には、本を殆ど買わなくなりました。 図書館で借ります。 上田の図書館になければ、県立図書館はじめ県内の図書館から取り寄せてくれます。どうしてもという時は、国会図書館から取り寄せてくれます。
読書量は増えました! 読めるし、書けるようになりました!
読後感想文も手短かに書くし、必要なところはコピーします。
このごろ買った本は、「(月間) 現代思想・中井久夫特別号」です。 - 古い自分を捨てられない若者もいます。
自分が変わらないのは、脳が見た目でダメだと理解してしまっているからだ、と言います。
いつまでたっても体調が回復しないのに、薬も飲みません。バランスのとれた食事もしません。
「なぜ人に会うのはつらいのか」(斉藤環・佐藤優 共著、2022刊・中公新書)より
“脳科学で安心を得ようとする危うさ。脳がさまざまな問題を外在化する装置になっている。
自らに不都合な事象を認識した時に、それを心で受け止めようとすると、自分の内なる問題、自己責任になってしまうこともあるでしょう。
しかし、脳のせいにすれば、それは生まれつきの問題なのだから自分の問題ではないんだ、ということにできる。そういう不思議な思考回路ができている感じがするのです。”(p.128)
対人関係が壊れて、人とのつながりが切れてきています。
改めて、人との安心できるつながりが大事だと感じます。
end.