〈対話・自己愛と性 no.4 〉親への尊敬を思うのは、夜遅くまで僕と話しても、朝仕事に出かけること。sex して愛情が深まるとは思っていない。肉体の結びつきは愛情とは違う・・・

20代半ばで初めて性教育本を読んだという若者から、no.2 の5つの質問への
回答が届きました。最後に、“迷う気持ちがある”とありました…。

① 「性教育本を読み切れた理由は?」
一つ目は、少しづつ読んで、読んで、読み切ろうという思いがあった。
二つ目は、読んでもすぐに忘れてしまいそうな箇所は、読み飛ばしたこと。

② 「親や他人を尊重しますか?」
親への尊敬を思うのは、仕事に行く父のことだ。夜遅くに僕と話をして、よく寝れてい
ないであろう時にも、仕事に出かける。そのことは尊敬していると言っていいと思う。

③ 「どういう時、親身だと感じますか?」
情緒的な会話は、平時にはあまりない。ここ最近はたまにしたりもしていると思うが。
親身さは、とても難しい。あるにはあるが、ないと言う気持ちもある。

④ 「相手を思いやる時は?」
相手を思いやる、そのことを考えると、複雑な気持ちになる。祖父母とのやりとりや、僕自身の思いの中に、思いやりが多少は存在していると思ってる。
ただ、僕はたくさんは思いやれない。誰かを思って動けている訳でもない。そう思う。

⑤ 「sex で愛情が深まると思いますか?」
僕は深まるとは思っていない。肉体の結びつきは、愛情とはまた違うのではないかと、僕は思う。
この質問への返答を書いていて感じたのは、自分の迷う気持ちだった。
時間が経つと書く内容が少し変わったりもした。あと細かな気持ちをうまく文章にすることができず、短い文になった。

〈田中からの応答です〉
初めて性教育の本を読みきり、感想文が届きました。ありがとう。
no.1 の最後で、“相手を、自分を思いやる。自分には遠い・・・”とありました。
遠いとは、自分から相手と離れてきたのですか?
sex は二人の関係を正直に表現します。しかし、愛情が深まることはないと思う。
愛情が深まるのは、お互いが成長し、関係が成熟し、惚れ直すときかな・・・(笑)
性教育の絵本5冊に続いて、「ティーンズ・ボディーブック(新版)」(北村邦夫著・産婦人科医・伊藤理佐イラスト、中央公論新社・2021刊)を読みました。
“自分の身体を好きになろう”“ピルの有効活用を”“死と向き合ってみよう”と・・。


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