高校生との対話 ⑥
深まりゆく秋を感じながら、しっかりと目を見て話す高校生と、対話していました。
(高校生) 挫折して、まだ起き上がれていないのかもしれません……。
でも、こうして皆さんと対話すると、こうしよう!というのが出てきたみたいです。
嫌だと思ったことは、意思を持ってやれるようになってきました。少しづつ……。
言語化するって自分の幅が広がりますね。そして、思ったことを的確に表現できるようになると思います。
2年前、担任から理不尽なことを言われました。そして、
「今は担任が嫌いという表情が出ている。私が嫌いでしょ?」
と聞かれました。
私は態度に出ていました…。
(田中) 今は、挫折から起き上がり始めたところでしょうか……。
ぼくなら先生にこう言うと思う。
「理不尽なことを言ってる、と生徒が感じているのはどうしてだろう? と受け止めてほしい。 分からないなら、生徒に訊いてほしい。 生徒を理解できないと、育てられないと思いますが」
受け止められない先生は、一方的に「指導」を押しつけます。
一方通行なので、対話にならない。それでは思春期の若者を育てられないよね。
(高校生) そうなのです。対話にならないのです。
小6の時、恋愛小説を書きました。好きな人に私をさらっていってほしい……。
(田中) 対話できる先生を選ばないとね。恋愛小説は是非、読みたいですね。(笑)
先日話した時は、彼氏はいらないと言うので、“なら、直接 こんな人となら結婚したいという条件を揃えて、そういう人を見つけるといい”と応答しました。
どんな人と結婚するかは、人生の岐路だから。シングルでいく人もいるけど……。
(高校生) なるほど……。