高校生との対話

こころのドアを開く

高校生との対話 ⑦

目をしっかり見て話す高校生と、対話しました。

(高校生) 今朝珍しく起きてすぐ鏡を見ました。スイッチ ON になりました。
このごろ、こころのドアを田中さんにだけ、少し開いたみたいです。
自分のことをなんでも話せるのです。どうしてでしょう?
(田中) 「高校生との対話 ① 」に、“親から無償の愛を感じ取れない”、“今日はいつまでも話せそうです”とあります。
あなたを一人の人間として認めて、真正面から向かい合う。
あなたは目線を外さないですね。僕も逃げられない。(笑)
そしたら、あなたは嘘をつけないですよね。こうしていると、無償の愛を届けられるかな……?
話すことによって気持ちが浄化しないと、現実は変わらないし動きません。
“いつまでも話せそう”は、あなたにも相手を浄化する能力があるみたいだよ……。
(高校生) 私はよく安易な嘘をつきます。先週も帰宅して祖母に謝りました。
そしたら気にしてなくて、安心しました。
(田中) 自分に嘘をつくと、自分が何者かが分からなくなる……。
(高校生) このごろ少し勉強に目覚めてきました。 勉強する時間を決めたり、スマホアプリで英語を勉強しています。これまでは自分にナーナーになってたけど、自分がはっきりすれば、やるようになりますね……。(笑)
7月に撮った自分の顔と、今朝の顔を比べたら、しまった表情になってました。
目も大きく見開いていました。(笑)
(田中) 少しづつ大人になっていきますね。
(高校生)今朝、朝食を食べながら親と話しました。よく話します。
“登校すると言って、どうして家でレポートをやってるの?”
「今、嘘を言わなくてもいいように、自分を直しているんだ」
“とにかく卒業してくれればいいから”
(田中) “直してる!” ですね? (笑)
(高校生) 親族や仲間の人たちにほめられたり、評価されると、少しづつ自信がついてきます。そして、言われることの意味が、少しわかってきました。