グループワーク

問いかけてくれる本が好きです。 今までは 甘え があったので、視点 を変えました。

~ 第5回グループワークの報告 ~        (2023.5)

(18才) 今日の司会をします。まず、このごろ描いたイラスト(1年かけて何をしたいかを探している18才との対話①)をご覧ください。
(祖母) イラストを通してみていると、描いた人が少しづつ変わっていくのが分かります。このイラストは、少し大人っぽくなってきましたね。
(18才) 考え方が少し変わってきたかな…。 自分でやるのが難しかったけど、何となく納得できて自分でやるのが、分かってきたかな。
(祖母) 成長したね。世の中に出て揉まれたからかな。(笑)
(18才) 少しバイトを始めて、中学での嫌だったことがバイト先でも出てきたので、意識して日常生活を送るようになって、中学ではこういうのが嫌だったな!こういうのが苦手だったな!と意識して考えるようになりました。
(高校生) 私のバイト先の仕事は、お客さんと厨房の店長さんとのつなぎ役です。混んで満席になると、焦りが出てきます。どう対応したらいいのか・・・?
(18才) その焦りを取る方法は?
(高校生) 席がいろいろあって、注文されたものが別の席のお客さんへ行ったり…。 顔に出ますね。
(田中) それがしようがないと思うよ。今は。
(18才) 祖父のスナックでの無尽会に送迎しました。カラオケで「桃色吐息」(唄・高橋真梨子)を歌いました。小さなスナックです。
(SW①) 桃色吐息は徳永英明さんが、女性歌手の曲だけを集めてカバーしていますね。
(18才) 自分でやんなさいと言われて、モヤモヤして受け止められないことが多かったです。このごろ、自分でやる!学ぶ!ことが分かってきました。直でやれるようになってきました。
(SW①) きっかけは?
(18才) それぞれの価値観は強い!と思いました。近しい人だと特に、私はこうだと分かってもらいたいと思いました。甘えがあったので、少し視点が変わった。
バイト先でイロイロ感じることがあって、それとどう対応するか? 田中さんには、 “それは中学でのことの振り返りをしているのかな?“ と言われて、それで、モヤモヤが少し晴れた・・・。
(高校生) 初めは上司の言うことを聞いた方がいいと思う。
(SW①) 二人とも、バイトして学んでいるね!
(18才) 振り返りができたのがよかったと思う。対応できたし。接客業は極めたいと思う。
(SW①) 接客業って、難しいよね。
(18才) このごろ本を読んでいます。作者の意見が色濃く出てる本は苦手です。哲学的な本は読み易いです。問いかけてくれる本です。対等な目線の人が好きです。上から目線は好きじゃない。
(SW①) こうじゃないかと、と考えられるのが哲学かな…。余韻があって、あとで考えたり…。
(18才) 教えることも大事だけど、こうなんじゃないか、が苦手なんです。一緒に考えてほしい。
対等に話したい。親から怒られるときが、嫌で、苦手です。できるために、何か一緒にやってほしい!(同感)
(SW①) このごろ、若者から “答えは何ですか?” と言われることがあります。答えはないのです。一緒に考えたいと言う人は少ないから、貴重な人ですね。そこをすり合わせる。
先ほどの若者は、それを嫌うんです。だから、あなたのはいいと思います。
(18才) 幼少期から、“こんなことしていいの?” と、クラスメートにも否定されることが多くて!
(SW①) 否定され続けると、大事な所では怒られていたと思う。
(18才) 褒められても素直に受け取れなくて・・・。
(SW①) 関係性なんだよね。そう思われてしまう関係性があったと思う。そうなると、段々と自己主張しなくなるよね。
(18才) できないと、自分の中でグチャグチャしながら生きていくしかないかな…。
(SW①) それで段々と、目をつむって、気が付かなくなっていく…。
(祖母) 自己主張がドンドンできなくなる。さっきのような若者は、どんな大人になっていくのか?
(18才) バイト先をいろいろ探しましたが、私としては やりがい を見つけたい。
(SW①) 仕事は重要なこと。1日の3分の1が仕事時間。役割を持つ!やりがいを見つける!
自分で納得することが大事です。
(18才) 小学生の多くの希望が、正社員・・・?  夢を持って大丈夫、となるといいな…。
(祖母) そうはいかないことも一杯あるよ。
(18才) 将来、何をしたらいいのか分からないのではないか?
(SW②) 今まで考えてこなかった。そして今、何をするのかを探しているところです。(笑)
(祖母) この辺でも大日向小中学校のようなところがある・・・。
(SW①) 若者が◯◯になりたいと言ったら、その理由を3つ言ってくださいと言います。
(18才) 「死にたい・消えたいと思ったことがあるあなたへ」という本を、少しだけ読みました。
“死にたいという気持ちは観念的なものであることが多い。具体的な事実に基づかないで、頭の中で組み立てられたもの。実際の自分の身体は死にたがっていないということ“ と書いてあった。
(SW①) 丸ごと覚えて、そう答えてほしい。が、人に伝えられないといけないのかな?
子どもは否定されれば、次はもう言わない。甥っ子から、“私は躾をされなかった” と言われ、突っ込んだら人間関係が壊れると思って止めたけど、子育ては難しい。
(18才) 結婚は相手の条件よりも、対等に話しあえる人がいい。折り合える人がいい。
(SW①) そういう人と出会う前に、そうじゃない人ともつきあった方がいい。若い頃は感覚だったなと思う。間違ったという男性もいるわけです…。 頭では恋愛できないし…。
(18才) 全部分かり合えなくても、認め合っていける人がいいな。
(SW①) 片方が努力しても、片方がそれに気づかない。別れとはそういう形…。子どもが生まれると愛情も必要とするし。
(18才) 夫婦も仲が良すぎると、二人だけの世界になって、客観性がなくなるのでは・・・。
(SW①) 夫婦に愛情があると、目の前にいる子は立ち直っていくのです。すごいなと思う。
(18才) 愛情があると幸せです。
(SW①) 血がつながっていなくてもいいけど、愛情と出会っているかどうか?
最終的には、人への信頼があるかどうか?より感覚的なものかな・・・。
18才は、前へ進んでいますね。
(18才) 将来どんな方向へ進むのか、親から1年間の猶予を貰っています。
(高校生) 大学のオープンキャンパスへ申し込みました。自分が強くならないといけない。
(SW①) 経験を積んでほしい。そして、柔軟性(resilience)です。
(高校生) バイト先で、“あなたはもはや社員みたいだ” と言われました。
(18才) いいよね! すごい!
(高校生) お客さんが混んでくると、視野が狭くなるんです。
(18才) では最後に、私から皆さんに質問して終わりたいと思います。カフェで大事なことは?
(祖母) お店(スナック)に娘がいた時は、ワインを出してました。カウンター席に座った方とは、いろいろと話しましたね。テーブル席の方は仲間で来ているから、自分たちで話している。
(18才) 教育について思っていることは?
(SW①) 地域連携が大事だと思う。
(18才) 考えている課題は何ですか?
(SW②) 家族機能が壊れている中で、子どもがどう成長・自律していくのか?を考えます。
そこでSWがやることは? 子どもに愛情を注げない親も多いです。
SWとして注いでいく、そこからしか始まらないことも多い。そして、分岐点で当事者が納得できる針路を選ぶようになっていく・・・。
(18才) 私に親戚のこども(小6)がなついてくれています。祖父母とも協力していて、ようやくその子が挨拶をするようになりました。いざ関わると、どう行動するのか?難しい。
(SW②) なつく=受け止める! 信頼・愛情・親族関係と、いい関わりをしていると思います。(笑)
(SW①) あなたがやれることをしていくしかない。必要なら専門家につなぐとか…。
小6は思春期です。いろいろなことが見えて来ていると思います。祖父母の力は大きいよね。
(18才) この辺で終わりにします。次回は7月下旬でいいですか?
end.