血のつながりのない家族の形は? 

毎日会わなくても、無償の愛や、情緒的なつながりがあれば、カタチはできる・・・。

~ 18才との対話 ㉛  ~

(20才) 児童養護施設でバイトを始めて、“新しい家族の形” を考え始めました。

何がダメだったのか?                                                                                                                    

どうしてそれが欲しかったのか?

次はどうすればいいのか?

いろいろなことを、一緒に考え、やれればいいなと思います。

(田中) すごいテーマに巡り合いましたね。 ゆっくり考えてください。

18才で卒園する。 まずは、自律する。 次は、孤立しないで、仲間とネットワーク。

   就労がうまくいかなかったときは、いったん施設に戻れるんですよね。

いろいろな形を、試行錯誤してほしい。

あなたが馴染んだ子は、あなたと同じような感性の子だったみたい。よかったね。

   突破口が開かれたみたい・・・。 深い関係、新しい家族の形 ・・・ これからですね。

(20才) 小説を考え、書き始めました。 「新盆で祖母がポロッといった言葉。 戦争と、文化と。

   先祖を迎える。帰ってきてもらう。 納棺師さんが死者に紅を入れる。死に化粧。」

   考えて、宿題の骨子を書いてみます。そしたら、見てください。

   本を書く時の テーマ って何ですか? 文章を書く時、テーマを考えたことなくて・・・。

(田中) この前書いた詩のテーマは、 無償の愛 でした。 その前の詩は、 回復 でした。

先ほどの新盆の話でいうと、テーマは死に化粧・別れる・迎える・死生観・文化 となるかな?

   本の出だしは、紅を入れるかな? 祖母とあなたの会話。 祖母の一言。祖父から祖母への言葉。

   そんな起承転結になりそうだね。 読んだ人が、どう感じるか?

(20才) ちょっと待ってください。 文章の骨子を書いてみます。 (と、書きあげた)

(田中) 骨子を読んで、僕から 起承転結 を意識して、整理して送ります。 それをもとに、文章に

   肉付けをしてください。 “祖母などとのやり取り。普段言わないセリフ”

(20才) ありがとうございます。

   私のコミニュケーションは、祖父母などからの無条件の愛情をくれる人以外とは、とれてこな

   かったみたいです。 自分の立ち位置についても、考えてこなかったし・・・。

(田中) 馴染んできて、バイトしながらコミニュケーションの練習になっているみたい。

   そして、いろいろな人と出会い始めました・・・。

(20才) そう思います。 

こどもたちとも和気あいあいに、そして目を見て真剣に話すように、なってきました。

   自分のことを話せる人がいると、先へ進むきっかけになりますね。

会話とか向きあって、問題点だけでなく、日常の話とかで、お互いに会話のキャッチボールをすることで、自分のことも相手のことも、関わっていくということかな・・・。


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