高校生との対話

自分が正しいかどうかを置いて、相手のことを非難するにはよくないな……、自分が正しいと思っていることは譲らなければいい、と思うようになった。

高校生との対話 ⑪

(高校生) 友人とその妹とお父さんとの、3人のやり取りです。
そのお父さんが妹に、“お前のために○○へ行ってやる!”と言うので、友人が割り込みました。
“行ってやるって、どういうこと! 妹の意見を聞いてあげてよ!”
すると、お父さんが“お前はどう思うんだ?”と、妹に訊いたそうです。
“姉ちゃんの言うように、私の気持ちも聞いてほしい”と、妹は言えたそうです。
そして、友人はお父さんに、小学校からの嫌だったことなどを、全部話せたそうです。
今日、そんな話を友達から聞いて、私は学びました。
① 自分が正しかったかどうかを置いておいて、相手のことを指摘・非難するのは
イヤだなと思いました。
② 自分が感じたことを何でも言ってしまうのは、よくないなと思いました。
(田中) “私の気持ちも聞いてほしい”と、よく言ったよね!
親が◯◯してやってるのに、と言うのは、子どもからお返しがほしいからかな……。
無償の愛がいいよね。(笑)
自分でよく考えてから、言うといいよね。
そして、その話を聞いて、自分でも振り返りをしたんですね。
人に言うと、自分もやらなければいけなくなるんだよね。(笑)
ということで、あなたもお父さんと〈対話〉してくださいな。
(高校生) 田中さんと話していると、かみ砕いて伝えてくれるので、平常心で話せます。
怒らないし……。
(田中) どうしても親族とは、感情的なやり取りになってしまうよね……。
ある中学生から、“田中さんは怒らないね。怒りのネジがぶっ飛んでいるみたいだ”と言われ、“ネジがないのさ”と答えました。(笑)
対話が続いていると、そのうち相手が方向性を見つけるみたいです……。(笑)
(高校生) 部屋の片づけは、だいぶ進みました……。(笑)
話していて気づいたんですが、小6の時は周りの声に、迷ってしまいました。
今は、“自分が相手に入って行けるかどうか?”、“トゲトゲした人とは無理だ”というような、自分が大事にしていることは譲らなければいいんだ、と思うようになりましたね。(笑)