中学生との対話

“学校は楽しくない。イケメンには執着していません。クラスに3人だけ親しい人がいる”自分を出す!

中学生との対話 ②(2023.6)

(母親) 今日は長女も来ました。よろしく。
(長女) こんにちは。 専門学校へ行ってます。資格を取ります。
(母親) 漫画家・堤抄子さん(嵯峨美術大学教授)のブログを読んでいます。
(Yちゃん・高3) 学校は楽しい?
(中1女子) 楽しくない。
(Yちゃん) 私が中学の頃はイジメがあって、支援学級へ逃げたよ。
(中1女子) 先生が嫌だ。
(Yちゃん) イラストはいつから描き始めたの?
(中1女子) 保育園から。
(Yちゃん) どこで技術は身に着けたの?
(中1女子) アニメを見て。身体の作りとか、色つかいを身に着けた。
(母親) 娘にイラストの本を4冊、買わされました。(笑)
(中1女子) 骨を、骨格を描きたい。イケメンには執着してないよ。
(母親) 面白くて、信頼関係がある人がいいよね。私は成長が遅くて、20才で実質10才、40才で実質20才になった。ここからスタートラインに立ったみたい。(笑)
(Yちゃん) 気になる人とか、いるの?
(中1女子) 今のところいない。アニメで好きなキャラクターは、女の子。
〈中学生との対話①〉のイラストは美術部の仲間には見せてない。
(母親) あのイラストは、娘が急に“分かった!”と言って描いたのです。自分の内面が出た!
(中1女子) 花も描くよ。実物を見て描く。頭の中にある花を描く時もある。水彩画も描く。
美術部では基本、デッサンするだけ。先生はイロイロ言わないです。
(母親) 顧問の先生の雰囲気が好き。作品を見たいな。文化祭で見られるかな?
(長女) 私は、一本 テーマがある絵が好き。心情が変われば、絵が変わる。
(母親) 娘は今おもに、支援級に行っていますが、嫌だと言うので中間教室(中学校とは別の場所)に申し込んでいるところです。ただし、普通級と支援級と中間教室は、行き来自由です。
(長女) いつ、どこへ行っても、合わない人はいるよ。合う人を見つけ出すといい。
(中1女子) いるよ。私の所へトコトコやって来て、ギュウーッってやってくれるよ。ほかにも女子二人いる。
(田中) 保育士になりたいのだよね。(はい!)保育園にはいろいろな子どもたちがいるよね。
親しい子が3人いればまあ大丈夫。あなたが保育士で、あとの20数人は子どもとして向かい合えばいいんだよ。恐らく、あなたの方がいろいろな経験をしていて、少し大人なんだと思うな。
(中1女子) がんばります。
(母親) この4月。先生から“普通級でいいと思います”と言ってもらったけど、そのプロセスが見当たらない。言いっぱなし、に感じる。
英語はアプリを入れて、勉強しています。
(田中) しっかり受け止めてくれる先生を、見つけるといい。
(中1女子) 英語はアプリで、毎日15分間やってます。
(Yちゃん) duolingo ですね。そのアプリ、いいと思います。
(中1女子) 好きでやっています。
(Yちゃん) それがいい! あなたは同級生より精神年齢が少し高い気がする……。
(田中) 2か月ぶりに会ったけど、確かに少し成長したよね。5人で話していて、きちんと応答できているよね。
(母親) 2年前、急に親の了解が出て、実家へ移りました。娘には行くよ、と言っただけ。
私は父親とやり直したいと思ったの。
(長女) そのお父さんは、凄い人です! 笑い飛ばす人です。
(田中) 話を聞いていても、一度会いたいと思わせる人です! 笑い飛ばすのは、高等な技です。
(Yちゃん) 高1で講習を受けて介護初任者研修の資格を取りました。講師の方から言われたことは、“高齢者の方と接する時、先入観を持たない、思い込みをしないこと”でした。
(田中) ジャッジメントを捨てる、ですね。
(長女) 私も何も考えていないな。地球人か、宇宙人か……。
猫を飼いたいと言ったら、祖父が“最後まで責任を持つなら飼ってもいい”と言いました。
(田中) そうだよね。中1女子が中間教室へ行けなかったら、合わなかったら、どうする?
(中1女子) 自分を出す……。
(田中) この4月の時は、話していても自分がしゃべらないときは、ずっとスマホを見てました。
今日はスマホは出てないね。集中している。
(中1女子)よし! (と突然、言った)

end.