I STRET NOMO ”イストレットノモ” (なんとかなるさ)
第一回 ~自己紹介&ブログをはじめるにあたって~
はじめまして、とみーです。このブログを始めるにあたっての思いをすこし書きたいと思います。
小学校教師時代のこと
わたしは以前小学校で教師として働いていました。わたしは自分が小学生だったころとても学校が好きだったので、小学校で働いて、子どもたちと楽しいことをたくさんして過ごすのを楽しみにしていました。でも、いざ教師として働いてみたときに、いろんな個性ある子どもたちの個性を伸ばすよりも、みんな一緒のことを求め、◎〇△で評価することが苦しいなあと感じることがたくさんありました。そんな中でとても生きづらさを感じている子どもたちが近辺の学校から通ってくる教室を担当することになって、集団の中ではなかなかやらせてもらえないこと、そんなことをする暇があったら勉強しなさいと言われること、そういったことの中に彼らのよさがたくさん詰まっていることを知りました。自分の好きなことを目いっぱいやった先に、それが光となって社会とつながれたり、人とかかわるよさを感じられたり、新しいことに挑戦してみようという気持ちが生まれたり、失敗してもまた立ち上がれる力がついてきたりすること。自分に自信がなくて、いいところなんてひとつもないと言っていた子が、世の中にはいろんな人やいろんな考え方があって、自分もその一人であることを知り、そんな自分を大切にすることを学べたといって卒業していく姿をみて、この子たちがつくっていく社会は、捨てたもんじゃない!と思うことができました。それに、その子たちのお母さん、お父さんたちともたくさん話して時間を過ごしていくうちに、その子の本当の力に気づき、その子らしさをなくさずに楽しく過ごしていける方法を一緒に探していけるようになる姿をみて、みんな一緒の集団の中の評価をはずしてみれば、たくさんの選択肢と、希望ある未来がひらけるということを感じました。何より、自分も自分らしく生きていこう、とその子たちに元気をもらうことができました。
幸せの島国で学んだこと(イ ストレット ノモの精神)
日本では、たしかに自立して生きていくのに勉強したり、耐えたりすることが必要なこともたくさんあります。でも、わたしが日本で小学校教師をする前に2年間住んでいたある島国では、「生きていること自体がすばらしい。まわりの人に親切にして、人生を楽しむことが大切」というシンプルな考え方で、人々がいつも笑顔で暮らしていました。私はそこでたくさんの人に親切にしてもらい、人生で本当に大切にすべきことを、教えてもらいました。
これからの時代を生きる子どもたち、それを支える大人たちに伝えたいこと
自分の好きなことややりたいことのためだったら努力もできるし耐えることもできる。これからの社会をつくっていく子どもたちに、どうか自分の好きなことを大切にして、自分らしく生きていってほしい、大切に思える人たちに出会って生きていってほしい。そんな思いがあって、これまでわたしが出会ってきたいろんな個性ある子どもたちとの出会いと、その子たちが自ら自分らしい生き方を見つけていった足取りをすこし、書きたいと思っています。
第2回は…
わたしに、子どもの声に耳を傾けるとはどういうことか、考えるきっかけをくれたOくんについて、書いてみたいと思います。