~18才との対話⑫~
(18才)
このごろ就活で、PC教室を探しています。プログラミング講座がいいのですが?
自分の考えを出せる仕事がいいな・・・。能力資格やノルマは好きです。先が見えてることは全部やってしまいたいタイプなんです。何かやっていて、否定されるのは嫌ですね…。
今、小説を買って読んでいます。「ヴィヨンの妻」(太宰治著)に、ラインを引いて読んでいます。
口に出して読むのが苦手です。読みやすい文章?読みにくい文章?
主語と述語の並び方なのか?いらない説明が多いからなのか?説明の仕方が悪いのか?
小説を書こうと思っているのですが、まだ始められません。(笑)
「本当の自立の意味」で、脳性まひで医師の熊谷晉一郎さんが、“いろいろな人に少しづつ依存先を増やすと、本当の自律につながります”と述べています。
(田中)
先日、「18才との対話シリーズ」を読んでいるSさんから、また感想が届きました。
「18才さんは清浄なる精神という本を、深く読み込んでいると感じます。そして、一気に登るスピードが速まってきたみたい。その姿が眩しく感じます。」
読みやすい文章、あまり考えて来なかった・・・。いろいろな小説を読むといいと思う。
今読んでいる「依存症と人類」(カール・エリック・フィッシャー著・みすず書房刊)でいうと歴史的事実のところは読みやすい。依存症の専門用語が増えて症状の描写などになると、戸惑い、ゆっくりしか読み進めない、かな・・・。この本はもう一度読んで、感想を書くつもりです。
(18才)
Sさんに、“深く読み込んでいる”と言ってもらえると、嬉しいです。
感想文とかは書かないのですが、アイデアが出て来る時はドンドン出てきます。でも混ざってしまうんです・・・。(笑)
ずっと聴いていた恋愛の曲(テレビドラマの主題歌)を、先日カラオケで歌いました。 曲調がゆったりで、低い音程の歌です。“あー、というもどかしさ”って人間にはよくあるんじゃないか?純粋な恋愛って、世の中にはあるんだろうな・・・。(笑)
(田中)
少しづつ大人になってきましたね。(笑)
私が知っている恋愛の曲に、“永遠に独りでいることを知る”“やけに色のない夢が続く”という歌詞があります。大人だな。接吻と愛情を分けて考えている。不安と向き合っている…。
(18才)
「清浄なる精神」の最後、〈あとがき〉の前半を読みます。「“飽きる” が一番の要因ではないか。自分の生き方、存在自体に飽きたというニヒリズム。本物の私を探したいという衝動も生まれる。この飽きるという思惟と社会の矛盾がつながったとき、社会変革は起こる。」
印象に残った個所は、○○しない、○○できなくなる。そこでどっちを選ぼうかとなってて、それを続けていると、何も進まないので現状維持が続いていく。○○しなさい、○○しないとダメ!でもなんでそう言われているかが、分からない。空っぽな言葉が増えていて、人間の言葉が人間自身も分からない、そういう人が増えているのかな?
その要因は、親にイロイロ言われる、親がやってくれる、親に怒られる…。何が原因かは分からないですが、そうなると結局何が言いたいんだろうと、自分自身に思うことはありますね・・・。