
ちゃんと受け容れてくれる人がいると、自分を大事にできる。
その方法が分かるきっかけになる。
~18才との対話㉕~
(田中)
高校生が、“自分を愛さないと、人を愛せないかな?”と言ったんだ。
(20才)
高校生と田中さんは、より深く話しているみたい。
お互いの言葉がつながって、深く話していると感じます。
彼も現実の選択肢を考えざるを得ない、ギリギリの状況に来ているから・・・。
私のことを振り返っても、レポートを提出しないと高校を卒業できない所に追い込まれていて、田中さんにレポートを一緒にやってもらいました・・・。(笑)
私もその場しのぎで来たから・・・自分を過大評価すると、どこかで無理が来る…。
高2まで、自分の弱さの受け容れ方が分からなかったから、中3で田中さんと振り返りをする話があった時も、嫌だと思った・・・。
自分が言った言葉しか相手に伝わらないから、それが嫌だった。
不登校していた時、私も自分の感情を優先していた。登校しなかった。
自分の感情を自分で大事にできていなかったと思う…。
でも、それではどうしようもなくなって、田中さんへ連絡した。(笑)
ちゃんと受け容れてくれる人がいる、そして自分が話せる人と付き合っていけばいいじゃん、と思えるようになった。(笑)
Wバイトを始めて、お店の方や祖父母らとよく話すようになって、いろいろな人と出会った。
今の私は、運転して出かけられるし、親以外の人ともつながっているし、自分で自分の気持ちを選択できる。誰かに言われたからではなくて・・・。
(田中)
こういう人を大事にしたい!そこから始まる・・・。
(20才)
ある本を読んでいたら、ダンスのオーディションの様子が書かれていました。
“あなたのダンスは、自分のために踊っているように見える。ダンスを見た方が、嬉しい!
とならないとだめです。“と審査員が言った。
今、本を書いていて、私は何のために書いているのだろう?と考えています・・・。
(田中)
高校時代に詩を書いていて、そんな自問自答をした記憶があるよ。
考えた末の答えは、何を書きたいか?だった・・・。対象…。
(20才)
相手を攻撃しないためには、自分の意見を言えるようになるといい・・・。
愛してほしい!と言うなら、どういう風に愛してもらいたいのか、自分で考えてみるといい。依存することで、愛情を求めてしまっているのかな、と思いました。
愛してもらうとは?どういうことか、自分で考えてみるといい・・・。
(田中)
お互いに依存しあわないためには、自律し信頼しあっていることが大事かな・・・。
(20才)
自分を好きだと思うから、相手に優しくする方法がわかるんじゃないでしょうか・・・。
そういう中で、自分がどう生きて行くのかを見つけると思う。
今月から、こどもと関わる volunteerを始めます。