
~対人支援の熟成 ⑦~
私の入院&退院の報告です。
3.12 寝ようとして横になったら、呼吸ができないような状態になり、救急車を呼びました。
救急車は2度目です。14年前、急性心筋梗塞でお世話になりました。
肺に水が溜まり、心臓に負担がかかり、緊急カテーテル手術も検討されたようでした。
後日、担当の循環器科医にそう言われました。
入院1週間後に、“このままでは突然死の恐れがあり、心臓・除細動器の(ICD)の
埋め込み手術をしましょう“ と、担当医から言われました。
突然死に予兆はないとのこと。
「まな板の上の鯉」状態で、4.1 埋め込み手術をしました。90分。担当医はプロでした。
予防的埋め込みとのこと。激しい運動以外はできるとのこと。
今回の入院では、テレビと新聞をやめました。個室で、本を読みました。
驚いたことは~
・オーバードーズで搬入される人がいること。
・手術後、混乱し、大声を出したりする人がいること。せん妄と言うそうです…。
・ナースさんが胸に聴診器を当て、“まだ、肺に少し水が溜まっていますね” と
言われたことには、びっくりでした。
余裕のあるプロのナースさんが多かったです。
薬の説明をしてくれた薬剤師さん。
手術翌日からリハビリに付きあってくれた療法士さん。
1日食塩6gの温かい食事。
行き届いた掃除やゴミ片付け。
隔日でシャワーを浴びました。
そういう環境の中で、改めて気持ちが真っ白になり、感覚が研ぎ澄まされていきました。
雑音 が耳に入らなくなってきました。
この4週間の入院の中で、心臓と身体と自分に向き合いました。
改めて、相談者の葛藤と自律に寄り添う気持ちを、自分に言いました、 ソーシャルワーカーとして、一人の人間として、限りなく熟成していこう・・・。
田中敏夫