18才との対話

セーフティゾーンはどこ?仕事の流れが分かって、自分から動けるようになり、“ありがとう”と言われます。

~18才との対話⑤~

(18才)
小学生のころの私の話です。
嫌いなことがあると、部屋に籠るのです。
そこはセーフティゾーンでした。そういう時、食べることや話すことが上位で、部屋の片づけは最下位で、そこまでエネルギーが回りません。
母が親族に私のことで愚痴を言うのです。聞いていて、相手に自分のダメなことが伝わるのが嫌だった。(愚痴は最悪!)
「愛着障害~愛着アプローチで人は変われる~」の本はあと30ページでおしまいです。
最期の第7章・愛着障害の克服、です。
このごろ、買った本3冊を読みました。初めてマーカーを引きながら読みました。
これを知りたくて本を読むという明確な目標があったから、引けたと思います。
目的がないと、情報が混雑して、途中でやめてしまうかも・・・。
和食の店のバイトでも、仕事の流れが分かってきて、自分から動けるようになりました。
今までは、嫌なことなどで自信が段々となくなって、肩が丸くなってきてたけど、いくつかのことに対して自信がついて来て、一人で行動することが増えてきました。
和食店のバイト先の人から “ありがとう”と言われると、心からそう言ってくれていることが分かります。

(田中)
情愛が伝わってくるんだ…。
小学校の頃からの課題を、ここへ来てようやく自分で超え始めたように感じますね。
僕は母親と祖母の愛情に包まれて、家族がセーフティゾーンだった。
少しづつ世の中の見え方が変わってきたみたいだね・・・。
〈愛着障害の克服〉の第7章は、この本の肝となる章です。
“人は、変わる力を持つ過去の体験から来る縛りやとらわれを抱えている。ことに、幼いころの愛され方や親との関係は、強力にその人の人生を縛り、左右する“で始まっています。

(18才)
このごろ、私の部屋が片付いていないということで、祖母が片付けてくれました。
自分のことが分かって来ると、自分で片付けるころができる時が来るのかな・・・。

(田中)
まだ、これから何をするのかが見つからないので、自分が分かるまで、もう少し・・・。
バイト先で自分が感じたことを、素直にしゃべると、自分の個性ができていくと思うな…。

(18才)
和食店は家族経営のお店です。娘さんは小学生の頃から手伝って来たそうです。
従業員は少ないし、おしゃべりしながら仕事している感じで、対等なコミニュケーションができているんです。お客さんともフレンドリーだし、働きやすいです。

(田中)
別の家族を間近で見られて、いいですね! (笑) 職人の修業は厳しいです・・・。

(18才)
前は指示されて動いていたけど、このごろは自覚して、自分で作ろう・やろうと思って動くことが増えてきました!